トップページ > プロボノエッセイ > 小学校でマジック披露
平成25年4月25日
私は趣味の一つにマジックがあります。最近はご無沙汰していますが、一時期結構はまった時期があり、その時は色々なネタを買い漁りました。そのほとんどが部屋の片隅で埃をかぶっていましたが、今回、その中の(ほんの)一部が日の目を見ることとなりました。
大阪市内の小学校では、児童いきいき放課後事業(愛称「いきいき」)という事業が行われており、共働きあるいは一人親家庭などといった事情で、昼間保護者が家庭にいない小学生の児童が集うことのできる場所が提供されています。昨年、私が所属していた大阪青年会議所の委員会では、「子ども未来塾」と称して、そのような子どもたちに様々な経験をしてもらおうと色々なプログラム(絞り染め体験や料理体験など)を用意して授業を実施しました。その一環で私もマジックを担当することになったのです。
マジックを希望する小学校は多く、3人が交代で担当しました。全部で20件以上の申込があり、私は、昨年の12月から今年の2月にかけて6校の小学校を担当しました。
たまにやるとしても、少人数相手のカードマジックしかやらない私にとって、多くの小学生(特に低学年中心)の前で行うということで、どんなものをやればいいか悩みました。見た目や現象がわかりやすいもの、こどもにウケそうなものを基準に毎回10ネタほど披露しました。
初めての経験で最初は少し緊張しつつも、やはりマジックとなると子どもたちの食いつきも良く、興味津々で、驚いたり笑ったり素直なリアクションをしてくれました。お陰で、楽しい時間を共有することができました。また、極力子どもたちに参加してもらうために、「誰か手伝ってくれる人いる?」と聞くと、どの小学校でも殆どの子どもたちが手を挙げてくれ、その積極性にも驚きました。
好奇心むき出しの子どもたちの目の前で演技することの難しさも感じつつ、僅か1時間弱の時間ではありますが、子どもたちに少しでも楽しい一時を提供することができたのではないかと感じました。また、子どもたちとのコミュニケーションの取り方など私自身学ぶべき点に気付き、新たな発見もありました。
今年も同種の事業を行う委員会に所属することになりましたので、また小学校でマジックをすることになる可能性も高いのですが、もしそうなればより一層工夫して楽しんでいきたいと思っています。
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