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介護事業者の方の労務管理のご支援

 

3 労務管理のキーポイントを押さえていますか?

(1)採用時の工夫

介護事業所の大きな課題は、最初の方で述べた人材不足(高い離職率)です。とすると、採用こそが最も重要といえるかもしれません。退職者が出たから、人手不足だからといって安易に採用することは禁物です。1人採用することでかかるコスト(基本給以外にも、労働・社会保険料、名刺や社員証などの備品代、求人広告費用、指導教育にかかる費用など)は膨大であり、失敗したと思っても容易に解雇できるわけではありません。

そのことを踏まえ、いかに良い人材を確保するかを考え、経営理念や介護サービス事業の内容に応じた採用方針、採用基準は事前に十分確立し、計画的に採用を考えましょう

新規雇用の際に利用出来る助成金があります。これはコスト削減につながります(詳しくはこちら をご覧下さい)。

 

また、現状として、雇用の際に書面を交わしていない、などといった不適切な対応が見受けられます。労働者とのトラブル防止のためにも、労働条件通知書あるいは雇用契約書をきっちりと締結しておきましょう。そして、採用後は、労働者名簿や賃金台帳をきちんと整備しておく必要があります。助成金の支給申請の要件にもかかわってきます。

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