３ 労務管理のキーポイントを押さえていますか？
介護事業所では、職員一人一人の働きぶりがそのまま事業所のサービスレベルにつながります。そこで、職員教育制度を整備するなどして人材の育成に努めることが重要です。具体的には接遇マナーやコミュニケーション技術、介護の知識や技術、介護保険制度及び関係諸法令の知識の習得、感染症等の予防対策、介護時における腰痛等の予防対策、事故防止等安全面における対策などです。
また、優秀な人材を育てるためには、各職員の能力及びモチベーションを向上させるような人事評価制度を導入することが必要です。
具体的には、例えば、年功序列型の賃金制度から成果主義の型賃金制度への移行させます（参考として、こちらの判例の解説をご覧下さい ）。また、賞与も基本給の何ヶ月分といった定額にするのではなく、評価にからめて各人ごとに支給額を変えるという制度に改めます。そしてそのための評価・処遇制度導入にあたり、評価項目としては、顧客満足度（利用者からの評判）が重視されますので、そのために、各人の仕事ぶりのチェック（お客様アンケートの実施や定期的な業務遂行への同行）、業務日誌の内容確認、ミーティング時の言動チェックなどを行うことが考えられます。
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